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OLYMPUS PEN EES-2
入手日:2002年3月28日

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このカメラは2002年3月26日に「Yahoo!Auction」で、
3,250円で落札したものです。

「Trip35」はこのカメラの設計が基になっているといわれていますが、
実際はコレの前のモデル「EES」から「EES-2」が開発されるのと、
同時期にわたって設計・開発されたのでしょう。
そのため、笑えないことに「Trip35」と同じトラブルを抱えています。(T_T)

私がレストアした「Trip35」とまったく同じ、絞り羽根の粘りが現れていました。
そこで、絞り羽根をお約束の妻の除光液(ぉぃ)で掃除してレストア完了です!


正面
いかにもPenシリーズといった感じのデザイン。
シャッターボタンはEEシリーズは円筒形で出っ張っています。
レンズの周囲にはセレン光電池のためのレンズがあり、
この素子が受光することによって発電し、露出を決めています。
左下にはストロボの同調端子。右上がファインダー窓です。
上面
左から巻き戻しノブ、ストロボホットシュー、シャッターボタン、カウンタがあります。
鏡筒部は先端がフィルム感度、距離計、絞りです。
絞りは普段は「A(オート)」で使用し、マニュアルはストロボ使用時です。
なお、A以外にセットするとシャッタースピードは「1/30」に固定されます。
背面
左にファインダー、右に巻き上げノブがあります。
巻き上げノブは一般的なレバー式ではなく、ダイヤル式になっています。
「リヤ・ワインディング方式」というそうですが、これもPenシリーズの大きな特徴ですね。
斜め後ろ
ちなみにカウンタは自動順算式で、裏蓋を開けるとリセットされます。
ファインダー
このシンプルさもPenシリーズの特徴でしょう。
フレーミングに全神経を集中できるため、
スナップのみならず、ある意味作品作りにも適していると思います。
裏蓋の開閉
古いPenシリーズと違い、裏蓋は取り外し式ではなく開閉式です。
左側面の一番下にあるつまみを引き下げると開きます。
裏蓋内部
開くとこのような感じです。
現代のカメラとしてはこちらのほうが普通でしょう。
撮影部分を見ると確かにハーフ版ということが分かります
分 解 編
分解開始
「Trip35」とほぼ同じ構造になっています。
最初に前玉を固定しているリングを取り外します。
赤丸部分に小さな(-)マイナスネジがあるので、3つ緩めると外れます。
なお、これを外すとピントがずれてしまうので、
目印をつけておくと良いでしょう。
私は矢印(↓)部にごく小さな傷をつけています。
内玉アッシーの取り外し
セレンとピントリングアッシーは、プラス(+)ネジ3本で外れます。
その後、内玉アッシーも矢印部のプラス(+)ネジ3本で外すことが出来ます。
内玉アッシーの分解
絞りユニットは内玉の二つに挟まれた位置にありますので、
アッシーの裏側のレンズをカニ目を回して取り外します。
(大きい赤丸部分)
絞りユニットの取り外し
写真は下の二つのネジを外した状態です。
このマイナス(-)ネジを3本外すと、絞りユニットが横から抜けます。
ちなみにこのネジを外すときに、絞り羽根のスペーサーのOリングが裏側にあるので、
無くさないように気をつけてください。
作 例
友人の愛車と(千葉県船橋市)
紙焼きをデジカメで撮ったのでオリジナリティは損なわれています。
F2.8のレンズとピントは目測ですが、パンフォーカス的な使い方もOKです。
ただし光量が足りないと積極的にピンとあわせをする必要があります。
2003.02.20:記載
2003.10.03:作例追加

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