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Fujica New Compact
入手日:2003年9月9日

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このカメラは2003年9月2日に秋葉原の「カメラのニッシン」で、1,000円で購入したものです。

このカメラはずっと以前に一度所有したことがありましたが、 その頃は知識と経験不足で(今もまだまだですが)、そのまま手放してしまいました。

今回は上方から大きな力が加わって軍艦部が変形してしまっている個体をジャンクで手に入れました。
これといって私自身の思い入れがある機種ではありませんが、 内部がプラスチックで、外装のみアルミのパネルを使うという、 現代の高級コンパクトカメラに通じる構造をしている珍しいカメラでもあります。
当時としてはかなり安いカメラだったと思うのですが、 こんな安物カメラにも劣る現代の高級コンパクトっていったい… などと、考えなくてもいいことを考えさせられる一台でもあります。(笑)


正面
正面からは結構立派に見えるその外観。
レンズ右下に見えるものはフラッシュの同調プラグ


斜め上から
操作はごく普通のレイアウトですが、フィルム取出しは、 ボディ側面のつまみを下げることでふたを開きます。

上面
左から巻き戻しノブ、フラッシュ置き場(?)、シャッターボタン、巻き上げノブです。
背面にはフィルム感度調整レバーがあります。
底面
カウンターはこんなところにありました。
その右は巻き戻し時に押すロック解除ボタンです。
ファインダー
完全にオートのカメラにしてはファインダーの情報は多いです。
左側には露出情報がシャッタースピードと絞り値。
さらに下側にはピクトグラム(イラスト)による距離表示になっています
分 解 編
まき戻しノブの取り外し
ノブの中心にある飾りネジはゴム板か何かを使って回すと外れます。
ボディ左ネジを外します
皮を剥がしてネジを二つはずします。
ボディ右ネジを外します
反対側も皮を剥がしてネジを二つはずします。
ボディ前面ネジを外します
前面も皮をすべて剥がし、ネジを4箇所外します。
この状態でボディ前面を外すことが出来ます。
裏蓋を外す
ボディ右側の皮を剥がすとネジが3本ありますので、それを外せば裏蓋が外れます。
感度調整レバーを外す
丸い皮を剥がすとネジが2本ありますので、それを回すと外すことが出来ます
これを外すとアルミのリングが外れますので、なくさない様にとっておきます。
軍艦部内部
かなりスカスカです(笑)
ボディはエンジニアリングプラスチックを使い、 それなりに剛性はあるものの、なんとも頼りない印象です。
本体下部のメカニズム
このあたりを見ると機械式カメラの良い味が出ていますね。
露出のメカニズム
この個体は露出計自体がダメになってしまっていたので、 レストアをあきらめてしまいました。
軍艦部カバー
この個体は上部から強い力を受けたようで、かなり歪んでいましたが、
無理やり力任せに直してしまいました。

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