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OLYMPUS TRIP35
入手日:2002年3月17日

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このカメラは2台が一時期手元にありました。
一台は2002年3月17日に同じ川越に住んでいる、
プジョーつながりの友人宅に昔からあり、
今は子供のおもちゃになっているというので、
「せっかくだから直して使いましょう!」ということで、借りてきました。
また、もう一台は2002年3月26日に「Yahoo!Auction」で、
1,800円で落札したものです。

カメラ全体がとても奇麗で、レンズもカビはありません。
モルトの劣化は当然ありましたが、元々モルトは少ししか使用していないんですね。
巻き上げ、シャッターも動作は正常っぽいのですが、
シャッターは切れていない様子。
多分シャッター幕が何らかの原因で固着しているのでしょう。

おまけに致命的なのが、鏡筒がガタガタで、
ピントリング・絞りダイヤルなどがバカになってしまっていました。
レンズ周りは場合によっては調整が大変なので、
注意深くバラしました(^^;

鏡筒はレンズの周りにあるカバーを外すところから。
放射線状にネジが3本あるのでそれを外すと
すでにピントの再調整が必要になります。(-_-;;;ガーン
でも焦らずに、ネジの跡がついているはずなので、
それを手がかりに取り付けなおせばきっと大丈夫です!

で、セレンを外すには、上蓋、下蓋を両方とも外し、
配線に余裕を持たせなければなりませんので気をつけて。

セレンを外すと、あらら。 ピントリングを止めている3本のネジが1本取れてしまっていて、
もう2本も緩んで、取れるのは時間の問題というところでした。
これで鏡筒ガタツキの問題はひとつ解決!

さて、もう一枚のレンズを外すと、
このページの下にある絞りのユニットが見えてきます。
予想通り油で粘っていたので固着していたので、
妻の除光液(ぉぃ)で掃除しました。
何度も何度も掃除しないと駄目なんですよね。
結構面倒くさい…(^^;

その後、ファインダーやレンズの掃除をして、
組み付けてレストア終了!


正面
ハーフ版コンパクトカメラのPenシリーズではなく、
ハーフ版一眼レフのPenFシリーズの流れを汲むスタイル。

レンズの周りの複眼部にはセレン光電池を内蔵し、 電池なしで測光をこなす、今では考えられないもとても便利なカメラです。
その左にはフラッシュの同調端子。
背面
左にあるのがファインダー。
右側の巻上げノブは「写るんです」と同じ方式。
いやーシンプルですねー
斜め後ろ
左がフィルム巻き戻しノブ。
真中はホットシュー。
他にはカウンターとシャッターボタンしかありません。
上面
鏡筒の先端がフィルム感度設定。
内側の黒くて幅の広い部分はすべてピントリング。
一番手前側は絞り設定リングですが、通常は常に「A」で使用します。
マニュアル絞りはフラッシュ使用時に用います。
ファインダー
目測式なので二重像はありません。
右下に現在の絞り値とピントの目測マークが、
直にに見えるように工夫されています。
赤べろ
OLMPUS名物(?)の赤べろです。
暗いところでの撮影の場合、低輝度警告として、
シャッターが切れずにファインダーに出てきます。
鏡筒の分解1
小さいネジが見えますか?ここからバラします
ピントを決めるレンズが取れてしまうので、
位置決めの目印があったほうが良いでしょう。
鏡筒の分解2
セレンを外すネジもありますが、
それではなくてもう一方のネジを3つ外すと、
絞りダイヤルまでいっぺんに取れます。
もう一枚レンズを外すと絞り羽に到達できます。
絞りの固着
2枚の羽が見えるかと思いますが、
これが油で粘っていて固着していました。
妻の除光液(笑)をティッシュに染み込ませて、
何度も何度も根気良く拭いて治りました。
完治!
このように開放までスムーズに開くようになればOKです。
実はこの後、完全にくみ上げた後に、また動きが渋くなったので、
もう一度ばらして掃除しました。しつこい油だ。(^^;

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