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ラジコン飛行機(9)

◆自作入門機その後

 自作入門機はとてもよく飛びました。しかし、その飛びは「飛んでいる」というよりも、 「浮いている」と言った方が相応しいほどののんびりフライヤーで、 スピードが出ないためにループもロールも出来ませんでした。

しかし、いつも一緒に飛ばしている犬のみっきーさんの真似をして、 ラグビーゴールの下をくぐらせてみたら、意外とうまくいき、 メチャクチャ楽しかったです。

しかし後日、笹目橋のフライトエリアで少し風が吹いている日に飛ばしていたところ、
胴体が真っ二つに割れて壊してしまいました。
フライト自体はとてもよく飛んで問題なかった挙句に、 最後にハンドキャッチも決めて、「う〜ん。決まった!」なんて浮かれていた瞬間! 突風に吹かれて機体は私の手から地面にマッ逆さま!!!
お亡くなりになりました。


そこで、次期主力機を作成しようと考えました。
目標としては下記のとおりです。
 ・スポーツ機っぽいシルエットの低翼機
 ・できればエルロン機が好ましい
 ・もちろんループ、ロール程度のスタントはできる
とりあえず手元にある材料を見てみると、 犬のみっきーさんが壮絶なクラッシュで損壊したユニオンのコロンビアの後半分があります。
胴体の前半分と翼を何とか作れば、格好いい機体が作れるのではないかと思い、 とりあえず製作にかかりました。

コロンビアの全幅はおよそ1100mmなのですが、 私が作成した発泡スチロールカッターは、550mmはギリギリだったので、 ちょっと小さくして、片翼530mmに設定しました。 しかしmそのままだと翼面積が少なくなってしまうので、 前後方向の幅を2cm程度広く取る事にしました。

胴体の前半分は、買ってきた発泡スチロールで作ると、 少し発泡率が高すぎで剛性がなくなってしまいそうなので、 冷凍の鮭が送られてきた発泡の箱を利用することにしました。
接着は得意のセメダインスーパーX2です。
翼は発泡スチロールから切り出したままでは全く剛性が無いので、 透明なテープできっちりと覆って破損を防ぎます。 しかし、それだけだとやはり発泡は圧縮されてしまって曲がるため、 下面に発泡PPの板を張り付けて補強しました。 初飛行後、バンザイしかけていたので、上面にも同様の補強を施したら、 見違えるように丈夫になりました。

メカ類は先の入門機と同様です。 このまま作っても本当に飛ぶか怪しかったので、 エルロンをつけるのは今回は見送りました。

このスポーツ機の名前は「コロンビア」の名前を一部貰って、 「ボロンビア」と名づけました(笑)

◆自作第2号機『ボロンビア』仕様
モーター:350ギアダウンD仕様(GWS)
バッテリー:Ni-Cd7.2V(6セル)-270mAh(ユニオン)
受信機:40Mhz6ch(クイック)
サーボ:HS-55(クイック)×2(ラダー・エレベーター)
アンプ:ICS-480(GWS)
全備重量:360g


自作した発泡スチロールカッター
ネットで様々な諸先輩方の記事を見て、適当に作ったカッターです。
写真に写っている車のバッテリー用充電器で12Vを出力したらちょうどいいくらいの温度になってくれました。
翼端の型
こちらのページ(Link)で公開している翼形を原寸大で印刷し、 バルサで切って作りました。
体重測定
前の自作機は300gピッタリに納まったのに、 翼の補強やもともとのコロンビアの胴体の重さが影響して360gになってしまいました。
完成!
ちなみにギアがついていますが、撮影用に置いているだけです(笑)
プロペラが長すぎて、この足の長さでは足りないことがわかったので、 面倒なのでつけるのやめちゃいました。
せっかくHPIのe-セスナ用の足を買ってきたというのに…
翼の補強部分とメカ室
このように発泡PPを貼り付けました。
あまり曲げには強くない材料ですが、引っ張りや圧縮には十分な強度があったのと、 軽くて表面も両面テープでよくつきそうだったので選びました。
結局、裏面だけでは足りなかったので、同様の補強を表面にもしました。
メカ室はポッカリ開いている空間にバッテリーを入れ、 発泡スチロールのブロックを蓋代わりにはめ込んで輪ゴムで留めて置きます。
初飛行後に
コロンビアの低翼スポーツ機のスタイルは保っていると思います。
自作の翼にしてはよく出来てるでしょ? 翼の真ん中に筋が入っているのは、単にカッターの扱いが下手だからです。(^^;


◆ボロンビア初飛行インプレッション

 いつもの河川敷で試したので、最初は土手に上ってグライドテストから。
手で前に押し出すと、斜めに向かって一気に降下していきます。 前後のバランスをみたら少し前寄りになっていたので気になっていたのですが、 やはり少し頭が重たくなってしまったようです。
 気を取り直して少しトリムでアップを入れてもう一度手投げ。 すると、やはり頭から斜めに落ちていきますが、さっきほどではありません。 ちょうどプロペラのダウンスラストもつけていないので、 いい具合に頭上げしてくれるだろうと思いつつ、初フライトすることにしました。

パワーは十分にありそうなので、まずは中スローで回して軽く前に押し出すと、、、
浮きました!しかし、舵の効きを一段階良くしておいたので、 挙動が唐突で一気に機体が90度傾いてしまいました。
しかし、落ち着いて姿勢を戻すと、フルハイにして上空へ運び、 まずはトリムを調整します。

ラダーのトリムは変更無し、エレベーターはアップ気味に設定したものを微調整する程度で、 水平に飛ばすことが出来ました。
飛行は上半角が大きめに取ってあるので、低翼機の割にはかなり安定します。 スピードも本家のコロンビアと比べたらかなりゆっくりまったりとした感じで、 クラークYの翼形のおかげか、そんなスピードでも失速しそうにありません。

初飛行時のビデオを撮って頂きましたので、 ブロードバンドの方はご覧下さい。

■『ボロンビア』初飛行の映像 WindowsMedia(400kbps)■


2004.1.11:記載
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