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Peugeot206xsにクイックシフト装着



 実はこの車を買ってすぐに、以前乗っていた306に比べて、 かなりシフトのフィーリングが悪いことに不満を抱きました。
 そこで、早速木場にあるRACという欧州車を得意にしたパーツショップへ行き、 クイックシフトを購入したのでした。
 しかし、その後自分で装着するのが億劫だったのと、 工賃を払ってまでやってもらうほどの作業ではないと思っていたために、 今までずっとしまいこんでいたのでした。
 2003年も年末になり、体調を崩して会社を休んでいるのですが、 何とかこの程度の作業はできるだろうと思いチャレンジしたのですが、 いざ、車の下に潜ってみると、ギアボックスへつながる棒との接合が外れません。 力ずくで棒を上へ押し上げると、その力で棒が曲がってしまいそうなほどです。
 試行錯誤する思考能力も体力も無いので、その日は仕方なく諦め、 後日『Frech Blue Park』(Link)の「Q&Aの部屋」で質問してみたら、 親切な106乗りの方にこつを教えていただいて無事に交換することが出来ました。
ありがとう!小五郎@106様。この場を借りてお礼いたします。m(_ _)m



これが交換するシフトリンケージのパーツ
左側が外した純正パーツ。
右側が木場のR.A.Cで12,000円で購入したパーツ。
見れば一目瞭然ですが、リンクの長さがA<Bになっています。 そのため、クイックシフトは短い移動距離でシフトを入れることができるのです。
ただし、移動距離は減りますが、シフトの硬さはそれに反比例して大きくなるはずです。
その結果が吉と出るか凶と出るか…
交換前のシフトリンケージ
黒く塗装されたパーツがそうです。
外れないボールジョイント
初め、金色の棒を力いっぱい上に押し上げたりしていたのですが、 その方法では外れませんでした。
力を入れてもジョイントにマウントされたゴムのパーツが変形するだけで、 肝心のまん中のジョイントはびくともしないんです。
外すにはラジオペンチのようなもので内側のボールジョイントに噛んでいる部分を、 リンケージから離れるようにテコの原理などを応用して力をいれることが重要です。
外すときには結構な力が必要でしたが、 はめるときには手で呆気無いほど簡単にはまりました。
軸になっている固定ボルト
私の206は新車時からシフトのフィーリングがグニャグニャで悪いなぁと思っていたのですが、 このボルトが手で簡単に外せるほどゆるくて、グラグラしていました。
もちろんそれなりの長さが食い込んでいるので、落っこちることは無いかと思いますが、 そのためにフィーリングが悪かったようです。
ボルトの頭は16mmでした。車を下から覗いても見えない部分なので、慎重に作業をしましょう。

ちなみにこの写真は車の下から空いているスペースに無理矢理デジカメを突っ込んで撮影しました。
なので、このような角度からこのボルトを見ることは出来ません。(^^;
完成!
クイックシフトの装着が終わりました。
念のため摺動する部分にはグリスを塗っておきました。
なお、元々手で外れてしまうほどボルトが緩んでいたため、 正確な締め付けトルクがわかりませんでしたが、 あまり強く締めるとシフトの動きも渋くなってしまいそうなことから、 手るくレンチ(笑)にて、ぐらつかない程度に締めておきました。

◆10分インプレ◆


 プジョー車のシフトフィーリングは巷ではあまり良い噂が無く、 どのオーナーも「硬い」「渋い」「ダイレクト感に乏しい」等といっています。
 私の206も新車時からあまりよくなかったため、「こんなものか…」 と思って半ば諦めていましたが、今回の改善でかなり変わりました。

 今までのフィーリングは言葉で表すと、「グニャァ〜ゴロッ」と入る感じでしたが、今は「コクンッ!」っていう感じに変わりました。劇的な変化です。
入った後も、シフトのノブの遊びがクイックシフトの比以上に減った気がします。これはきっとボルトを締めた結果だと思います。

 気になっていた固さも気になるほどではありません。 元々どんな車も回転があっていない場合にはシンクロがあっても入りにくいので、 発進時に1速へ入れにくいなどの問題は解決されませんが、 逆にさらに重くなったり、フィーリングの悪化は全くありませんでした。

 実際に少し走って慣れてみると…
普段のシフトアップ、シフトダウン時に、もたつきが確実に減りました。
今まではどうしても「グニャ」っとしたフィーリングのために、 しっかりシフトしたつもりでも、シフトが入る瞬間に 「この辺りかな?…ゴロッ」という感じが否めませんでしたが、 今は「はい、ココ!」という感じで「スコンッ!」と決まります。
 そのため、クラッチを切ってからギアを抜き、次のギアへ入れ、 次回クラッチを繋ぐまでの動作に無駄が無くなり、 素早いそして正確なシフトアップができるようになりました。
 かといって、シフトに無理な力を掛けて シンクロを痛めてしまうような感じは無く、 フィーリングでしかわかりませんが、 むしろシンクロの働きが腕に伝わってきて、 やさしくシフトできるているような気さえします。

 正直言って、シフトのフィーリングが変わっただけで、 ここまで車の運転しやすさが変わるとは思いもしませんでした。
 それはもしかしたらクイックシフトの効果よりも、 緩んでいたボルトを締めなおした効果かもしれませんが…(^^;

ともかく、これでかなり運転が楽しくなったことに間違いはありません。

2003.12.13:記載
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