2006年09月04日

●エコロジーと車と言う趣味

最近気になるモータージャーナリストがいるんだよね。

 川端 由美(かわばた ゆみ)さん

この記事をまず見てくださいよ。ザッとで良いですよ。

軽自動車対決 三菱・i(アイ) ダイハツ・エッセ ホンダ・ゼスト スズキ・MRワゴン

まず、記事の内容の前に、最近この“エッセ”と言う車が気になっているんですよ。うちの目の前の家が駐車場からはみ出している巨大なステップワゴンから、小さなエッセに乗り換えたんですよ。この台形のシルエットと、リアタイヤの位置がすごく後ろの隅にあるのが、ルノー・クリオ1みたいなイメージに写るんですよね。ちょうど、愛車が入院して代車に借りたカロ2にうんざりしつつも、その軽さだけには感動したこともありますねー。
しかもこの車のECOと言うグレードはなんとMTなんですよ。ボディも700kgしかないし、エンジンはオールアルミブロックの最新型。スーパーインテリジェント触媒で環境負荷も最低限。燃費も26km/lと堂々たるモノ。
ひょっとしてイジくってエンジンブイブイ回して走ったら、ホンダ・ビートの様に楽しいんじゃないだろうか?と思った訳ですよ。実際、ビートは760kgに64psなので、700kgに58psのエッセはほぼ同等で12kg/psのパワーウェイトレシオになるんだよね。良いじゃん良いじゃん!


と思って、その勢いでディーラーに行って試乗しちゃったんだけど、営業の方は「失礼ですがお客様、軽自動車を所有した事は?」「(私)え、ないですよ」「外車から軽自動車に乗り換えて、満足されるかどうか…」とボヤいていましたが、そうじゃないんですよ。人にもよるけど私はガイシャが欲しくて外車に乗ってるわけじゃない人なのでね~♪




本題に戻って川端さんの記事をみると、この方もアルファロメオにお乗りじゃないですか。
それでもってエッセの記事で書いている事が本当に共感できるんですよ。私が思っている事をそのまま書いているよ、この人!って思ってしまいました。
総評では僅差で三菱iを選んでいたけど、軽自動車らしさと言う意味ではエッセとのこと。そうだよ。エッセは軽自動車の枠の中で、ターボもなし、背高ノッポでも無い、価格も無理していない。すべての面において純な軽自動車なんだよ。


普通の車でMT車が無くなって、国産メーカーからつまみ出されてしまった私が、常日頃から思っている事は「もし国産車に乗り換えるとしたら、スバルの車か軽自動車だな」ということです。スバルは水平対向エンジンとかマニアックな技術がそそるじゃないですか。普通のグレードにMTもラインナップしてくれているし。それと、軽自動車も割と普通のグレードにMTが設定されているんですよね。
それと、何ていうか、軽自動車って日本独自の規格なので、日本でしか乗れないじゃないですか。そんなバリバリ日本の文化を安価に味わえるのは嬉しい事です。そういう意味ではマツダのロードスターも日本では安価に乗れるので、候補に入れたいけど、見た目そのままスポーツカーって言うのがどうも私の好みじゃないんだな。普通で良いんだよね。


あと、環境性能はとても大切。
車と言う趣味を続けたいからこそ、無駄にガソリンを消費しない。
あたりまえの事を究極に追求した車、エッセはそれにかなり近いと思うんだなぁ。
川端さんも環境にはとてもこだわっている様子。
未来を見ている人だね。




最後に、彼女の記事をいくつか載せておきます。
【世界のドライブコース】 箱根のドライブコース
「もったいないバッグ」を持って買い物に行こう!
EarthDreaming放送内容(2005年12月4日、11日)

Posted by いっしー at 22:44 | Comments [2] | Trackbacks [0]

2006年08月23日

●i-NORIシステムの問題点

ヒッチハイク2.0【i-NORI】のエントリーで書いた、マッチングシステムの件で、昨夜は旧友とシステムの概要について話し合っちゃった。
そこであがった問題点は大きくは下記の二つ。
・対価の支払い
・信頼性の向上

【対価】
まずは、このシステムの根幹に関わる部分ですが、お金の流れをどうしよう?と考えていたのですが、ヒッチハイクにはそもそも対価というのは発生しませんよね。しかし、今回考えたものが「相乗り」ですので、要するにワリカンにするシステムと考えると、金銭の授受は当人同士に任せるのが一番でしょう。
と、言うわけで結論。
⇒実際に相乗りする際に清算する

しかし、あまり悪用されると、いわゆる「白タク」行為になってしまうという点で注意が必要?と思ったのですが、あくまでワリカンなので、そもそも、運送のための運行ではない。仮に運送の為に運用しようというものが出てくるかを考えても、どんなに沢山乗せても長距離を走っても利益は出ない事になるので誰もやらないでしょう。
下に出てくる有料会員の運賃制度も、わずかな金額に設定する事で、どんなに暇でも全く利益にはならないことになりますしね。

法律を詳しく見てみると…
道路運送法 第5章 自家用自動車の使用
↑この辺りを見ると、第81条3項「許可を受けないで、自家用自動車を共同の使用に供したとき」と、同条4項「有償で自家用自動車を運送の用に供したとき」というのが怪しいですが、共同使用でなく空席の提供でしかありませんし、主たる運行目的が運送では無いので抵触しない…と、逃げられそうな気がします。この辺りは専門家からの突っ込みがあると嬉しいです。

さらに金銭授受に関するもう一つの問題…金銭の授受にシステム側が関わらないという事になると、ビジネスとしてシステムを運用するメリットが得られにくいことになってしまいます。かと言って、ユーザーから「システム利用料」を徴収するのも、なかなか難しいですしね。。。ここは再考が必要ですが、下にその解決案を示しました。

【信頼】
米国ではヒッチハイクに関わる事件・事故が増えたおかげで、全米で法律によって禁止されてしまったという情報をWebで見ました(本当かどうか知りませんが)。そのため、キャリア(乗せる側)の信頼を得る事が必要になってきます。
前のエントリーでもユーザー自身の評価制度を取り入れることは考えましたが、まだその構想自体が漠然としています。

そこで思ったのですが、キャリアをシステムに登録する際には、有料会員と無料会員の二種類を用意します。私が気に入って使っている「クラブトクー」を見習ってみました。
有料会員を作る事によって本人性を高めることになり、その会員に乗せてもらうにはワリカン+距離による運賃制度を導入します。その金額は先に述べたとおり、わずかな金額とする事で、法に触れる事を回避します。大体100kmで100円とかでしょうか。

で、有料会員の人は、その金額をそのままもらえるとしたら、会費を年間1000円程度払い、自分は安全である旨をアピールする事もメリットに繋がるでしょう。
そして、乗りたい側も多少のプラスで安心なキャリアを選択できるのはメリットと感じてもらえると思います。

と、暇なときにはこんなショーもない妄想ばかり考えています。(^^;

Posted by いっしー at 21:31 | Comments [2] | Trackbacks [0]

2006年07月03日

●Alfa156TSに『e-nenpi』装着!

【即納・送料無料】お手ごろ価格の高精度燃費計PIVOT 『e-nenpi(イーネンピ)』好評発売中! ...
ついに愛車のアルファロメオ156TSに「e-nenpi」を装着しました!
マルチ燃費計[e-nenpi] FCM
“ついに”と書いたのは、購入後一ヶ月も経ってからの装着だったから…(^^; いやーーー。購入までは結構悩みました。
このe-nenpiを知る前は「燃費マネージャー」という別の製品を知って、メーカーに問い合わせまでしましたが、そちらの製品は点検コネクタが必要とのことで、ガイシャは全滅らしい。 その後、e-nenpiを知って、楽天で購入したけれど、お店の担当の方が備考欄に記入した車名を見てわざわざ連絡してくれたのでした。

メーカーの出している対応車種にはもちろん載っているはずも無く、それでもメーカーに資料を送って対応の可否を判断してくれるというので、ゴニョゴニョして手に入れたサービスマニュアル(CD-ROM)から、該当しそうな画像をメールしてみた。
しかし、配線図と端子の信号リストだけでは判断できず、恐らく電圧やパルス等のもっと詳細なデータが必要とのことでした。
そういうわけで結局は対応可否が判らなかったけど、最悪の場合には親の車にでも付ければいいやと思いつつ、正式オーダーしてしまいました。

Photo1Photo1Photo1

取り付けの工程は別途レポートしたいと思います。

設定の方法だけ、メモ代わりに書いて置こうっと。

【1】車速パルスチェック
取り付け後、始めに車速パルスをチェックするために30km/h走行時のパルスを読み込み、その車が何パルスなのかを調べます。

・キーOFF状態から(SET)ボタンを3秒押す→電源入る
・(SET)ボタンを押し、[CHEC]表示にし、(MODE)を押す
・5秒以内にエンジンを始動し、走行開始→30km/h時の表示を見る
・[P 4]などという表示が出るらしい
・停止後キーをOFF→ONし、(SET)ボタンを3秒押す→電源入る
・(SET)ボタンを押し、[PULS]表示にし、(MODE)を押す
・(SET)(MODE)でUP,Downして設定
・5秒間操作しないと点滅するので、(SET)ボタンで確定
・キーをOFF

【2】給油量入力
他にも簡易的な燃費入力方式もあるが、給油量の方が正確に出るらしいので、是非これを実行したいと思う。

・満タンに給油
・キーOFF状態から(SET)ボタンを3秒押す→電源入る
・(SET)ボタンを押し、[Strt]表示にし、(MODE)を押す→yes表示
・5秒間操作しないと点滅するので、(SET)ボタンで確定
・走行開始
 ~~~
・出来るだけタンクが空になるまで走行し、再び満タンに給油
・キーOFF状態から(SET)ボタンを3秒押す→電源入る
・(SET)ボタンを押し、[FUEL]表示にし、(MODE)を押す
・(SET)(MODE)でUP,Downして設定→0.1L単位で設定
・5秒間操作しないと点滅するので、(SET)ボタンで確定
・走行開始


以上の工程によって、高精度な燃費表示が可能になるとのことです。
しかし、取り付け後、インジェクタの信号は拾っているようで、アイドリングの使用燃料は表示したものの、まだ車を動かしていないので、パルスが正常に拾えるかがわからん。。。
これでパルスチェックでNGだったらネタとしてもつまらないよなぁ。
でもアゼストのナビは正常に動いているからたぶん大丈夫!o(^-^)o


#初トラバさせていただいたサイト様、よろしくお願いします。
S店長のカー用品ブログ pivot マルチ燃費計 e-nenpi
Evening Sky Engine 【クルマポータル情報ブログ(国産・輸入車 BMW)】 【瞬間燃費計】

Posted by いっしー at 22:38 | Comments [2]

2006年06月27日

●お役所の考える燃費基準

霞ヶ関のビル前に常時タクシー・ハイヤーを待たせまくって、アイドリングの排気ガス垂れ流しの、自分たちのためなら環境破壊も気にしない、お役所が意味の無いデータ発表しているよ。

平成16年燃費の良いガソリン乗用車ランキング(国土交通省)
どんなところがすごいのかは下のページを読むと少しは判るかな。
自動車グリーン税制改善必須

いや、だからさ。こんな制度じゃ自動車会社だって「燃費基準○○%達成」を書くために、オプションで車両を重くすることも辞さないだろ。そんなの子供でもわかるよね。
そもそも、重たい車の燃費基準を下げても良いなんて誰が決めたんだよ。2トン越える車で燃費に優れているなんておかしいだろ。どうせ一人で乗ってる車ばっかりなんだから。
何が“グリーン税制”なのか、小一時間問い詰めたい。
あと、無知なために良くわからないが、“1,266~1,516kg”というやけに半端な段階制も意味不明では?

それに、こんな資料も見つけた。国の機関でもカタログ燃費と実燃費の乖離は把握しているのにね。
自動車の燃費の実態をさぐる(PDF)(国立環境研究所)

欧州、というか外国と日本の様々な制度の差って色々あるけど、車の世界も経済が関わっているからか、かなり差が大きいね。
例えば欧州では国によって最高馬力で税金の額が決まる仕組になっているため、カタログ値は出来るだけ低い方がいい。と、いうことは測定に使う車に何らかの意図があるとすると、市販車の大半はカタログ値を超える値を持っていることになる。
ところが、日本では税金は車重と排気量のみ。なのでターボ車は有利。馬力は大きければ大きいほどマーケティング的には有利。なので、カタログ値の測定に使うのは、特別に調子がいい(バレない程度にチューンアップした?)広報車。なので、ユーザーの買う車の大半はカタログスペックに届くワケがない。

それらのことは、輸入車に乗っている人たちのコミュニティと、国産車に乗る人たちのコミュニティなどで、シャシダイの計測値を見ると、あながち見当違いの推測ではないことがわかるんだよね。

なんでも、H社のS2000等は250馬力といっているが、実際に計ってみると普通は200馬力にやっと届く程度らしいよ。まぁ車はパワーだけじゃないけどね。

そういうことがあまりにも多いと、消費者も不信に感じるよね~~~。
それにしても、JC08モードの内容もアマちゃんだよ。
いっそのこと、欧州の基準をそのまま採用して、世界基準にすれば良いのに。
何でダブルスタンダードがあるのかな。
国民はバカだから、わからなければいいってことか。

Posted by いっしー at 21:25 | Trackbacks [0]

2006年06月05日

●2010年度を目処に燃費基準にJC08モード採用

車の燃費計測、新方式で厳格に…数値1割以上悪化か[@CARS : YOMIURI ONLINE]

一ヶ月以上前の記事だけど、どうしてもBlogで書いておきたかったから。

私も昔は国産車大好きで、車に興味を持ち始めた高校時代から「絶対にスカイラインかシルビアを買ってやる」と思っていました。
しかし、実際に買った車は『プジョー306』というフランス車。

日本の車は数字的な性能は疑い様も無く世界一。
販売台数もそれに相応しいものだとは思うが。。。

その性能がおかしい。

馬力やトルクといったものは、どうやら広報車という特別にパワーの出ている個体を提供して計測するらしい。
燃費も同様。
しかも車自体のセッティングは、実用的な燃費を狙っておらず、カタログに載る良い値が出ることだけを目的にしているらしい。
なんじゃそりゃ。

なるほどね。
道理でカタログ上はとても良いけど、実際にはその8割の性能しかないというのも納得がいく。
ハイブリッド車なんて暖気後のフル充電状態から計測するから、良い値が出るのはあたりまえだ。

なんだかユーザーを騙してるなぁ。
ちなみに、以前乗っていたプジョー206のカタログ燃費(14km/l)達成率は、最高燃費で140%、市街地走行で100%でした。
国産車は良くて8割。普段からカタログ燃費出す人なんていないでしょ。
ハイブリッド車なんて半分切る車も珍しくないもんね。

そこで面白いのが...

同じ車でも欧州の燃費基準だと全然違う数字が書いてあること。
例えばホンダのFit。日本では発売時に23km/l(今は24km/l)という驚異的な数字で話題になったけど、
コイツの欧州でのカタログ燃費は17.2km/lですよ。(コンバインモード)
市街地燃費は13.7km/l。こんなもんでしょ。実際。
面白いのは、郊外モードでも19.6km/l。
ココで出てくるのが、それじゃあ、日本の24km/l(10・15モード)って何よ?!?!?って言う問題。

もし、自分が買おうとしている車の実燃費が知りたいとか、今乗っている車の実燃費とカタログ燃費との乖離がすさまじいとか言う方は、是非、欧州で売っている同じエンジンの車のカタログをご覧下さい。
日本のカタログ燃費を超えるのは至難の業ですが、欧州の値を目指して走るのは至って現実的です。

ちなみに、10・15モードの内訳とは…
ゆ~~~っくりと40km/hまで加速するとか、もっとゆ~~~~~~~~っくり70km/hまで加速する。
それで終わりみたいです。
誰がそんな運転するんだよ。そんなスピードで走ったら迷惑だよ!って激しく突っ込みたい。

ともかく、ガソリンが高い昨今、お財布のためにも環境のためにもエコドライブしましょうね♪

ちなみに、うちのアルファロメオ156ツインスパークは、今のところ12km/l程度で推移しています。(納車後7,000km走行)
カタログ燃費は不明です(^^;

Posted by いっしー at 06:52 | Comments [8] | Trackbacks [0]